- とうい
- I
とうい【島夷】中国で南方の異民族の呼称。 古くは揚子江流域の住民, 秦漢以後は貴州・雲南の住民をさすなど時代によって対象が異なる。IIとうい【当意】その場で即座に考えたり, 工夫したりすること。III
「~のうそをつきまぜ/浮世草子・諸艶大鑑 8」
とうい【当為】〔倫〕〔(ドイツ) Sollen〕現にあること(存在), またはかくあらざるをえないこと(自然的必然)に対し, まさにあるべきこと, まさになすべきこと。 カントは, 道徳的行為に先行しその実現を可能とするものとして道徳的当為を考えた。 新カント学派は, さらに真・善・美などの超越的価値にむけての主観の関係を超越的当為とした。 ゾレン。→ 存在→ 必然IVとうい【擣衣】砧(キヌタ)で衣をうつこと。Vとうい【東夷】(1)東方に住む未開人。(2)古代中国で, 東方に住む異民族に対する蔑称。→ 西戎→ 南蛮→ 北狄(3)(京都からみて)東国に住むあらあらしい武者。 あずまえびす。「~のあらけなき心に, かくまで侍りけるぞや/撰集抄 4」
(4)蝦夷(エゾ)の異名。VIとうい【東闈】東宮御所の門。 転じて, 皇太子。VIIとうい【登位】天子が位につくこと。 登極。VIIIとうい【等位】(1)等しい位(クライ)。 等しい位地。(2)等級。 階級。 くらい。IXとうい【糖衣】飲みやすくするために, 丸薬・錠剤に施した糖分を含んだ甘い被膜。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.